中国には亀の甲羅に描いた文字(甲骨文字)や、金属に描いた文字(金文)などがあります。
これはその後の、説文解辞(せつもんかいじ)という辞書に書かれている文字です。
一は、計算に使う算木を一本並べた形です。
二は、計算に使う算木を二本並べた形です。
三は、計算に使う算木を三本並べた形です。
四は、甲骨文字では算木を4本並べた形で書いていたのですが、その後、他の「し」と読む字に変わったのです。
五は、ななめに交差する木を使って作った入れもののふたの形です。
六は、小さな幕舎(兵の休むテント)の形です。
七は、切断した骨の形。四のように読みが同じだったのでこれを使った。
八は、左右に分けた形。
九は、竜蛇の形。たぶん雄の龍。
十は、また算木にもどって、算木に用いる縦の木の形です。
百は、白(ハク)の上に一を加えて数字としたもの。
千は、人の形。それに一を加えて数字とした。
萬(万)は、虫の形。上に角が見えませんか。
(参考文献 字通)
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