国語 もり小式漢字プリントの作り方

 漢字プリントはどう作る 教科書順の並び替えと、データの増量

増量しなくてもデータはできているって人はもうそれですぐにプリントはできます。
その作り方は次回です
でも、もりの学校は少しのデータを使い回して一週間のデータにしていますのでその作り方を解説します。
エクセルが使えるってことは大事。
ボクは独学でこれくらいしか使えないけれど、もっとうまい方法もあるのかも知れません。
エクセルで算数のプリントを山ほど作っている人がいますね。
他の教科でもエクセルでいろいろできるんじゃないかなぁ。
説明不足があれば、mail@morinogakko.com かフェイスブックに一言くださいな。

一年生のデータ

森の学校の一年生のデーターを公開します。
森の学校はひらがなだけのプリントや漢字だけのプリントが入っています。
一年生のデーターへリンク

データーの変形1→教科書順に

漢字を教科書順に並べ変えます。
自分で最初から教科書順に作ればその必要はありません。
単元名を入れておくとあとから便利です
並び替えるために、ABC列に空白行を挿入し
A列に1,2,3,4 という連続した数を入れ(1,2を入れて下へドラッグすると入ります。)
B列に単元名
C列に漢字を入れます
そして、ABC列だけをC列でシャッフルすると漢字順にABC列のデータが並びます。
これで左右の漢字がそろうはずです
そろわない場合は、D列移項の範囲指定をして、E列(漢字の列)でシャッフルすると左右に漢字がそろいます。
次にデーターの範囲を全部指定して、A列でソートすると、教科書順に漢字が並びます。

自分の作りたい漢字順もこれを応用すればできます。
D列E列を削除するとできあがります。

教科書順の漢字は、自分で打ち込んでも良いですが、
ネット上に教科書会社別に単元対等漢字表がありますので、
①これをコピーしてエクセルに貼り付け、
②スペースなどを切り取ると単元別などの順番のものができます。
これをコピーして、並び替えると、簡単にできます。


データーの変形1→4日分に

少したりないデータをまず4日分のデータに変形します。
もちろんデーターをたくさん打ち込んで増やして、6日24枚分にしても良いのですが、楽をしています。
6日分にするのは・・・4日分がきちんとできたらあとで、1日分と2日分をコピーして6日分にするのです。
それには上の開いている列に問題を入れなければなりません。
まず、間違えた時用に,この頁をコピーして別ページで以下の作業を続けます。

森の学校では6字ずつのプリントにしています。
これは10字ずつでも5字ずつでも良いのです。
ただし一度に覚えられる漢字は7±2個と脳科学では研究されています。
そこで森の学校では6個にしました。
前に書いた漢字を見ないで(頭に入れて)繰り返しかいてみることも記憶にとって大切ですので、森の学校の漢字プリントは一頁一つの漢字は一つずつになっています。書く漢字が少ないと思う人は、1日4頁ではなくて2週間分を一週間で扱って、1日8頁のプリントにすると良いでしょう。

さて、余分な話をしました。
現在漢字一つに3つしかデータが無くて、F行が開いています。
ここには、3枚目と同じ漢字を順番を変えて入れるのです。
プリントのイメージ次のようです。
3枚目と4枚目(右側)を較べると、使われている文章は同じで順番が変わっているのが分かるでしょう。



こうするために、E行を6つずつシャッフルしてF行に入れます。I→J、M→N、Q→Pも同様にします。
というのは面倒なので、もう少し簡単ににしましょう。

① F,J,N,R行をAB,AC,AD,AE行にコピーします
②AA行には並べ替えにために乱数を入れます、乱数は =rand() をいれます。一番上に入れて下にコピーすれば良いのです。


次に、AA-1からAE-6までのセルを指定してAA行で降順に(または昇順に)並び替えれば、シャッフルできます。
これをずっと繰り返すのですが、面ドナのマクロ記憶とキー割り当てを使います。
マクロ記憶は
①A-1セルに移動して
②マクロ記録を始めて
③シフトキーを押しながら下矢印を5回、右矢印を4回押してシャッフルする範囲を指定し
④AA行でソート
⑤左矢印を5回、下矢印を1回押して、次の回場所になるAA-7セルに移動し
⑥マクロ記録終了を押して
⑦マクロを名前をつけてどこかの場所へ保存します。(⑦場所と名前は記録しておきましょう)
次にキー割り当てでこのマクロをいずれかのキーに、たとえばSHIFT+1キーなどへ割り当てます。
あとは、SHIFT+1を繰り返し押すことで全部シャッフルできます。
そして、こうしてシャッフルされたデータを、F,I,N,R列へ移動すれば良いのです。
AA行はもう使わないので消しておきましょう。
こんなふうになりました。
これはボクのパソコンは古いので、急いでやろうとするとフリーズしてしまう。ゆっくり何秒かに一回とやっています。
そしてそれをG,K,O,S列 の空白行に入れると次のようになります。
これで4日分のプリントのできあがりです。
単元名を入れた教科書用は下のようになります。
(単元名はあとから手動で入れた方が簡単かも知れません)


6日分のデーターにします

これで4日分ができています。
次に、1日分と2日分の8列のデータを後ろへコピーして、6日分のデータにします。
ランダム番でいうと、CDEFGHIJの列を後ろへコピーします。
これで6日分のデーターになりました。

次にプリントアウト用データに変形します そして印刷

印刷用のデーターに変形
プリントへの当てはめと印刷

お願い

もりの学校では、寄付も呼びかけています。
当面の寄付は教科書順プリント作成用(一つの会社が全学年総計4~5万円かかります)にします。
こちらぜひもお願いします。
学校の予算や、教育委員会などで購入していただけるとありがたい。
寄付がたまりましたら、著作権を得て作成し、寄付された方にPDF番のプリントデータ、お送りします。
mail@morinogakko.com
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