「インターネットで教育が変わる」
コンピュータを使った授業とコンテンツ作成


 下条から竜丘にやってきたのが4年前です。その下条小学校時代に教育長さんと「学校の希望に添ってコンピュータを導入してくれたら100本の学習用ソフトウエアを作る。」と約束し、丁度100本作りました。

コンピュータの機種決定の話(話せば分かる教育委員会)
80万円のコンピュータ、(お金の使い道)
村長さんからのプレゼント

 そして100本作った時点で、ボクはソフトウエア作りの方向を変えました。スタンドアローンのフロッピーやCDでの配布のソフトウエアはいくつかの問題がある。

流通の問題
教員の能力と利用
ソフトウエアの整理→(学習システムへ)

まず流通に問題がある。多くの人に使ってもらうにはスタンドアローンで使うソフトウエアでなくて、インターネットを通じて配布するソフトウエアが良いと思っていたのです。それは、配布が便利だというだけではありません。教師が間に入らなくても、家庭で子供が直接使えるという点も良いと思ったのです。
 それにインターネット上に置いておけば、それだけで整理できるじゃないか、そんな気持ちもありました。100本のフロッピーというのは整理するのが大変です。ボクは整理が苦手ですから。でもインターネット上ならば整理が簡単だろう。使う人も便利だろう。


 それから4年、現在300本以上のJAVAで作成したソフトウエアがあります。1本1000行のミニプログラムですが、400次詰め原稿用紙が20行ですから、行数だけ考えれば、1本か400詰め原稿用紙50枚になります。一行は実際はもっと長いですから、50枚以上になるはずです。それが300本ありますから、50×300=15000枚の原稿用紙を書いたことになります。1000枚10センチとして150センチの厚さの原稿用紙になります。4年間で、もうじきボクの身長を超すだけの量になります。

 インターネット上に最初に作ったのは、JAVAではありません。それまでに作っていた1万枚以上のプリントの中から簡単にインターネットに載せられるものを3000枚ほどインターネットに載せた。これが最近やっと認められて雑誌の付録に載せたいという話が3月にあった。本の紹介でも、これだけでも価値がある、と書かれます。でも、ボクはJAVAで書かれたソフトウエアの方が認められたい。この方が○をつけなくて良いだけ楽だ。

 そこで、その一部を紹介します。そういえばこの3月、学習研究社からの依頼で、文部省の委託事業だと思うのですが、2本のソフトウエアも作成しました。(陣取り)(得点王子

 また、それを使って授業も行いました。しばらく前から、というか100本を越えたあたりから、インターネット上に羅列して置いてもわかりにくいということになり、教科別にして、その次に単元別にしてというようにしてきて、いくつかのソフトウエアでシステムを作るようにした。そのシステムを通して学習すれば単元の内容が身につくようにしてきた。そして、1年生用のソフトウエアを作成したところで授業を行うことができました。

 そこから、これからはインターネットで授業が変わるといえるようになったのです。

 これについては、次のところで説明します。

 

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