「インターネットで教育が変わる」
コンピュータの寄贈計画と導入騒動記(1999年4月)



 職員室のコンピュータはインターネットにつながっています。そういう点では進んだ環境でした。しかし職員室は不便でした。

 1年が終わって、PcDayの発表会の後の会のときのことです。ボクは「コンピュータを寄贈してもらえません?」とずうずうしくも言い出したのです。市瀬さんは「いいよ、それくらいの予算はあるから。」と気楽に答えてくれました。
 ところが、出てきた提案は「コンピュータは何十台も中古がある、これを寄贈するから、学校ではボランティアを募りPcDayを行い、実践発表を行うこと。」という話になっていたのです。

1998年のコンピュータ寄贈騒動
 事前の打ち合わせ
 職員会での提案
  コンピュータが寄贈される
  PcDayで配線を行う
  コンピュータを利用した実践発表会を行う
 出された問題点様々


 導入には、教育委員会を通し、校長を通し、最後に職員会で提案、というストーリーが作られていました。このストーリーの上にボクは載っただけでした。これが良かった。こうでなければコンピュータは導入されなかったでしょう。

 現在では、コンピュータの対する抵抗は減ってきたけれど、でも何に使うのかというとまどいはあります。

こういうとまどいは本校だけでなくどの学校も一度は通ってくるものです。
昨年度、長野県インターネットCAI同好会(旧CAI同好会)でのときです。
工学部の中村教授が、講義をインターネットに載せてそれで行っている
という発表をしました、すると、つまずいた子はどうするのか、顔を見ない
授業で、講座は成り立つのかという強い反論がなされましたし、他にもそ
ういう反応はまだまだたくさん聞かれます。


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