ある数Aは3の倍数で、しかも奇数です。
11573をAで割ると23余り、6940をAで割ると10余ります。
このような数Aはいくつありますか。
11573をAで割ると23余り、6940をAで割ると10余ります。
このような数Aはいくつありますか。
一番大きいのを見つけて、その約数の中から、3の倍数で奇数のものを探せばいい。
一番大きいのをどうやって見つけよう。
11573ー23=11550
6940ー10=6930
Aは、11550も6930も割りきれる数(またはその約数)だ。
11550と6930の最大公約数をまず求めてみる。→考え方
最大公約数は2310
「問題は、Aは3の倍数でしかも奇数です。」と書いてあります。では、Aの中で最大の数(奇数)は何でしょう。
この約数の中で最大の奇数は1155
最大公約数の2310を利用して考えてみましょう。求める数は奇数ですから、2310を2で割って見ましょう。
2310÷2=1155
これで奇数ができました。
この約数の中で、3の倍数で、余りの23よりも大きいものを探せば、それがAです。
Aを調べてみるとAは5個
1155を素数に分解してみましょう。3の倍数ですから3はAの約数の中に必要です。
そこで、1155を3以外の数で順番に割ってみましょう。
1155 ・・・・①
1155÷5=231 ・・・・②
231÷7= 33 ・・・・③
231÷11=21 (これは23より小さいからAではありません)
1155÷7=165 ・・・・④
165÷11=15(これも23より小さい)
1155÷11=105・・・・⑤
この5つを小さい順に並べると
33,105,165,231,1155
この5個がAです。
最初から素数に分解して、答を見つける方法もあるでしょう。