64と72の公倍数・公約数

まず64と72の最大公約数を考えよう

引き算で出来る?


くま先生・・・まず、そうするとできることがあるっていう手頃な方法からしましょう。
    72-64=8
    と引き算をして、公約数は最大公約数は8だ。
    72÷8=9,64÷8=8で、どっちも8で割れるよね。
りす君・・・ え、引き算で最大公約数が計算できるんですか。
くま先生・・・手頃な方法って言ったでしょ。そういうこともあるということですね。
リス君・・・どうしてですか

ユークリッドの互除法


くま先生・・・ユークリッドの互除法っていう最大公約数の求め方があるのです。
    AとBという数の最大公約数を求めるとき、最大公約数をZと考えてみます。
    A÷B=CあまりDと なったとする。
    つまり A=C×B+D
    左辺のAばZ(最大公約数)でわれるから、右辺のC×B+DもZで割れるはずです。
    ここでBはZでわれるから、C×BもZでわれる。
    また、あまりのDもZで割れます。
    そこで、あまりのDとBの最大公約数Zを求めればいいのです。
    そこで、あまりのDでBを割って
    B÷Dを計算する。
    このあまりと、先ほどのあまりDの最大公約数を探せばいい。
    こうやって、数字をだんだん小さくして
    あまりが0になったときの割る数が最大公約数なんだ。
    (わかりにくい説明だ~~)
    そこで、72÷64=1・・・8
    次に、64÷8=8 で割り切れたから8が最大公約数なんだ。
    つまり、この場合は、72-64=8って計算したのと同じでしょ。
    これをちょっと応用すると・・・
    割り算じゃなくて引き算して
    出た数と、引いた数の最大公約数を求めれば、それが基の数の最大公約数になる。
    数が小さくなるから楽でしょ・・・
この割り算を何回か行って最大公約数を求める方法は、パソコンのプログラムで使われる方法なんだ。
でも他の方法もあるのです。

次に、公約数が1つでも分かるとき、計算でするとどうなるの
公約数がわからなくても、見つけるには、ユークリッドの互除法を使うと良い。
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