水の温度を上げると


ビーカーに水を入れて温度を上げていくとどうなるのだろう。

どんどん温度が上がっていくのだろうか、
それともとちゅうであがらなくなるのだろうか。
次のような実験装置を作ってやってみよう。
準備品(グループ)
ビーカー
または三角フラスコ
または丸底フラスコ
丸フラスコでも可能
(300cm3)
目安として300Cm3用フラスコmp中に水を100~200Cm3入れます。
500用cm3用でしたら、水を200~300入れてください。
水が少ないと、球部が水の外へ出てしまいます。

けれど、水は少ない方が早く実験できます。
子どもたちはついつい水を入れすぎます。
水を入れすぎるとどうなるか考え(実験が遅くなる)、実験しましょう。
アルコールランプ
鉄製スタンド
三脚
石綿付き金網
温度計(ひもを付けて) 温度計について
通常つかう温度計は+-1度程度の誤差があります。
また、温度計の全体を浸さないと正確な温度が出ません。
そこで、フラスコをつかいなるべく全体が蒸気の中にはいるようにして気温の影響のないことを考えています。
アルコール温度計は、105どまでしかは枯れないことが多いので、
1005度まで上がるを上限として上がる温度を考えると良いでしょう。

デジタル温度計は、もっと高温まで計れます。
家では、鍋でお湯を沸かして調べると、簡単にできます。
マッチと燃えさし入れ
結果記入用紙
グラフ用紙
ぬるま湯 冷たい水から始めると時間がかかりすぎます。
沸騰石

沸騰石は、中に気泡のある石なら代用できます。
そこで、(われた)素焼きの鉢を金槌で細かく割って使います。
ガラスはすべすべしているので、沸騰して水蒸気になりにくいのです。ビーカーなどで不当させると、急に水蒸気になって吹き出してしまうことがあります。
そこで、沸騰石を入れます。
沸騰石はざらざらしていますし、さらに中に空気の泡が入っていることが水の沸騰を助け、100度近くで沸騰するようになります。


温度計は、鉄製スタンドにつるしてビーカーの中に入れます。
ビーカーの底に温度計がつかないようにしてください。
写真だと、温度計の半分以上がフラスコの中に入っており、出ている部分も水蒸気に包まれました。
このようにしないと、正確な温度は測れません。

写真はビーカーを止めてありませんが、安全のために、鉄製スタンドできちんと止めましょう。
予想
100度まで上がってとまる
100度以上(102度以上)になる
100度にならない(98度以下)
そのほか

表を用意して温度変化を記入しましょう。

温度の変化
測定時間 経過時間 温度 気がついたことがあったらここへ書き込もう
0分
5分
10分
15分
20分
25分
(1分おき、または30秒おきにはかっても良いでしょう)

その後、グラフにしてみよう。

温度はどうでしたか。

くまの学校で行ったところ、97度~98度で100度にはなりませんでした。
くまの学校(標高730m)は標高が高いので、100度にはならないのです。
ところが、海の近いところでは100度になると思います。
「沖縄はどう」
「沖縄は100度になるんじゃないのかなぁ。」
「熱いからかなぁ。」
「北海道はどうですか。」
「北海道も場所によっては100度になるんじゃないの。」

沸騰する温度は、人が100度と決めました。
そこで、100度からずれているのは、
気圧が低いとか温度計の誤差とか、他の条件が関係しているのです。

もっと熱しているとどうなるの→水の気化

{ヒント3}
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