ぶんぶんゴマの作り方

ぶんぶんゴマは回すのに技術がいる。
最初回ると簡単なんだけれど。
僕は、回しておいて、回しながら手を入れさせて、伝授する。

いろんなもので作ってみよう。

 一年生の先生が「来入児の1日入学の日のためにブンブンごまを作るけれど作り方を教えて」と言ってきた。
 おや、それなら竹製より、紙製のブンブンごまの方が楽だということで、作り方を紹介した。
 そして、紙製ブンブンごまの作り方をここへ公開する。(2007、3月)
準備品
個人 はさみ 1本
のり 1本
凧糸 8号を使いました。一人1m程度を、ブンブンごま一つにつき一本
ビニル管 3cm~5cmほどのものを2本なくてもできるけれど・・・)
ストローで代用できるかもしれません。やったこと無いけれど。
無くても良いのですけれど、回すときに手が痛くなるので、指の当たるところにつけておく。
これをつけると、あとで糸がもつれにくい、そこでまた使うときにつかいやすい。
グループ A3版工作用紙 グループ1枚あれば、一つ作るには充分
あらかじめ5センチ巾に切っておくと簡単にできる。
個人個人に形を工夫させたいなら、切ってしまってはダメだけれど。
穴開け用 キリ 大人が穴を空けるなら1本
子供達が空けるなら、数本

 

これが準備品
まず、工作用紙を5cm×5cmの正方形に切る。
これを4枚用意する。
工作用紙は5cm毎に太い線が書いてあるので、これに沿って切ればよいので、とても簡単。
算数で丸を書く練習をするなら、こうしなくてもいいけど
ベンハーのコマの実験をしたり、色が混ざってどんな色になるかの実験をするにも、丸い方が良いかな。

もっと大きな形にするとか、丸くするとかいろいろ実験ができますね。
どんな形で、どんな大きさで、どんな厚さで、どれが一番回しやすいか実験するといいでしょう。

でも、最初は5cm×5cmを4枚。これが切り出しやすく、また間違いなくまわります。
2枚の工作用紙を張り合わせる
しっかりはりあわせるように、こすったり押さえたり本をのせたりすると良い。
個人的には接着剤としては、木工用ボンドが、よくつくし多少のずれは直ぐなら動くから直せるから好きだけれど、体に良くない成分が入っているのかなぁ・・・

工作用紙を3枚、4枚と張り合わせて厚くすると更によくまわる。(穴あけが難しいかな)
穴を空けるところにマークを付ける
あまり穴が近いと二つの穴がくっついちゃいますから注意
でも、遠いとまわりにくいのです
間を1cmも離すとまわりにくくなります。
真ん中の正方形に、対角線に線を引いて、3等分。近いと穴がくっついちゃいますので、それよりちょっと広めくらいが目安です。

紙で作って、真ん中にボタンをはるという話も聞いたことがあります。ボタンなら穴が補強されますね。

ちゃんとバランスが取れることがブンブンごまのまわる大事な条件です。きちんと対象に穴を空けましょう。
キリで穴を空けます。

これは上図の穴をあけて、その裏から見たところ。
あなが小さいと糸が通らないから、大きめに空ける。

穴を空けても良いような台の上に置いて穴を空ける。
大量に作るにはドリルで空けるそうですけれど・・・一つ一つ手作り穴でも良いと思う。
キリでけがをしないようによく注意しましょう。
こっちから無効に穴を空けたとき、きりでブスッと指をささないよう、穴の反対側には指がないように持ち方、指の当て方を注意します。
穴に糸を通す
このとき、ビニール管も次のように通しておく
ビニール管は無くても良い。あった方が良いけれど。ここはほかのものが使えないか工夫の余地有り。

糸のはし==穴==ビニール管==もう一つの穴==ビニール管==もう一つの糸のはし

のように通す
糸をしばる
このとき、2本をたばねて、糸で丸を作り、そこへ入れて引っ張ると簡単。
引っ張ると取れるようにしておくと、色々作って実験するには楽です
この結び方は、たこ揚げなどにも使うし、簡単で色々に使えるから覚えましょう。
この写真は取っ手です。
後は回すだけだけれど、これがなかなかむずかしい。
最初は引っ張る方に夢中になってゆるめることができずに回せません。
ちょっと手を貸してあげるとまわるんだけれど、最近はセクハラになるのかなぁ。
まいぎり法で火起こしをするのも同じ原理ですね、火起こしもうまく回すのは難しいけれど、これ賀状随出来る人は火起こしも上手にできやすいのです。

 最初は色の実験でブンブンゴマを作っていたんだけれど、最近はいろんな素材でブンブンゴマを作って楽しんでいる。
 ここで紹介するのは竹のブンブンゴマ。
 木を輪切りにしてもできるし、紙でもできるけれど、その作り方は後日。(2002年頃)
ブンブンゴマ

竹を5センチほどに切って。ドリルで穴を開ける。
穴は2~3ミリ。
大きくても構わないが、なるべく中心からの距離を同じにして開けること。
図のように斜めでも良いし横でも縦でも構わないだろう。
そして糸を通してできあがり。
色々な形を作ってみたが、上図のような形が一番良く回って、音も良かった。
でも写真はどれも回った。
穴を開けても音は変わらないようだ。
回らなかったのは唯一、竹の節を利用したブンブンゴマ。
もう少し薄く切れば回ったかもしれない。
きっとバランスが悪かったんだろう。まわれば一番うまくまわると思ったんだけれど。

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