電気パン(大きな方)

電気パンが面白いということは聞いていたけれど、やったことがなかった。
そこで、休み明けのおもしろ実験で取り組んでみた。(2002年)
改訂(2019年)
準備品
牛乳パック 2グループ1つ
ステンレス板→チタンに
ステンレスで電気パンを作ると
パンのステンレス付近で変色することがあります。
ステンレス板はクロムを含んでいて危険性があると
指摘され、そこで最近は代替え品が考えられています。
アルミホイルをたたむという方法もあるそうですが、
アルミホイルも電気を使用すると溶出するでしょうから、
危険かもしれません。
ケニス株式会社で、電気パン用チタン版を販売しています
のでこれの利用が良いと思います。
また、炭を使った電気パンもあるようです。
グループ2枚
ホットケーキミックス グループ200g
砂糖 2~4さじ
サランラップまたはキッチンペーパー 1枚
170CC
100ワット電源 1口
コードとわに口りクリップ 1本

手順

事前準備

最初は左図のようにしてパンを焼いていたけれど、今は量を少なくして、牛乳パックを絵のように横に切るのではなくて、
縦に二つに切る。これで半分の量でできるようになった。
それに、牛乳パック1つの上部と下部で2班分のケースができる、
これは別ページの小さな電気パンを参照してください。
(多くのグループでやると、停電します。)
以下のは大きい電気パンの作成方法。
牛乳パックの1面を取り、上部を四角くたたんで、パン型を作る
牛乳パックに入れるステンレス板を作成する
アルミでもできるそうですが、最近アルミは体に悪いという(単に噂だと思いますが)話を聞き、
ステンレスにしようと思いました。そこで、台所などに張る厚さ0.1mmの板を買ってきました。
これならハサミで簡単に切れます。買ってきたステンレスは裏に糊が着いていましたので、2枚張り合わせて私用しました。
大きさはちょうど牛乳パックに入る大きさです。
(これも体に良くないと言われています)
砂糖と、ケーキミックスを買ってきて用意します。
製品が色々あるようですが何でも構いません。
粉と塩と砂糖とその他色々はいっていますが、
これを使うとパンを焼くのが簡単です。
200gを測り取り、170ccの水を入れます。
水が少ないと、電気の通りが悪くてうまく焼けません。
(170立方センチ、170gという言い方もありますね。)
水を入れて、混ぜます。混ぜるためのはしが必要です。
ダマが無くなるまで混ぜます。あまり混ぜすぎるとふくらまないそうですので、手早く混ぜましょう。
砂糖を小さじ1杯から2杯入れるとおいしくなります。
キッチンペーパーを敷いて、両側にステンレス板を立てます、
牛乳パックの中へ、作成した粉を流し込みます。残りはハシで落とし込みましょう。
電線のハシをわに口クリップやクリップではさみます。
このとき、キッチンペーパーも牛乳パックも一緒にはさむようにします。
コンセントを差して、電気を通します。
くれぐれもコンセントを差すのはクリップを止めた後で差すようにして下さい。
逆にすると感電のおそれがあります。感電には要注意です。
ふくらんできます。この間10分程度ですが、子どもには待ち時間がつらい子がいます。
パンの話とかイオンの話とかできると良いのですが・・・
ようじや竹串をさして、粉が付いてこなければ焼き上がりです。
取り出して、ステンレスで切って、召し上がれ。

そしてこれができあがりです。


参考文献:ものつくりハンドブック(仮説社)
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