FmFによるアメリカとの交流(2008)スタッフとして
ゆっくりアメリカ旅で今日はシカゴの自然史博物館の見学。
まず、入ったところに有名な「スー」の展示。
スーっていったってスー族じゃないよ。スー族を知らない?今じゃ恐竜のスーの方が有明かな。
で、スーッテ言う名前は、インデアン・スー族の居留地で発見されたのではなく、発見者が「スーなんとか」という人だったから。世界最大の恐竜の化石で、日本へも貸し出されて有明になりました、あれです。(アメリカ原住民をインディアンと表示しました)
恐竜の国だから恐竜の展示はすごかったです。
でも、恐竜だけじゃなくて、地球ができて、生物の発生から、人間まで良くできた展示でした。
「40億年まえ」(フォーティビリオン ビッフォアー)って床に書いてあるところから、地球の誕生が始まります。
あれ、46億年じゃなくて40億年だ。こういうところは細部は気にせずに覚えやすくしてあるんですね。次が30億年前、その次が10億年前と分かりやすく分けられていました。
人類の進化も骨と頭骨と復元した顔で分かりやすかった。アメリカの州では、宗教的な問題から人類進化を教育で扱わないと決めているところがあります。でも、それに反して博物館は(ワシントンDCも)しっかり扱っていました。へぇ、博物館ってしっかりしてる。日本で進化が教科書から抜け落ちた方が問題かなぁ。(時数減で中学で扱わなくなりました)
博物館はどこも充実。一つ人つ取ったらまだまだというのもあります。中国の翡翠の展示は不満足、インディアンの建物もリトルワールドの方が充実してます。と思うけど、う〜〜〜〜ん、でも幅広く、世界中をうまく集めてありました。ゆっくり見れば1日では見きれない広さです。で、すごかったのは、やっぱり骨(魚・恐竜の化石、現代動物から人の進化まで)でした。骨の好きな国だなぁと思います。
驚いたことに、自然史博物館なのに、アフリカ黒人の歴史の展示がありました。
写真でホロコーストの展示もあって、ここだけはみんな無言で見ていました。
自然史博物館なのにね。感心。そうか、ここはシカゴ、ジャズの発祥地なんですね。オークパーク行きの電車の中は、工業地帯の中を通ります。白人が一人、黄色の僕が一人、後はみんな黒人でした。
ラボも見られて面白かった。ガラスを叩かないようにって書いてあった。
植物は、世界中の面白そうな植物がたくさん作ってあった。ハスの花もあって、縦切りになっていた。帰ったらハスの花の縦切りの写真を自分のページに載せたいなぁ。