割合を歩合に

割合は、パーセントの他に、歩合という言い方があります。
これは、日本で平安時代(1000年頃)から使われている割合に表し方です。
1を10割
0.1を1割
0.01を1分
0.001を1毛といいます。
パーセントと並べて書いてみましょう

割合 0.1 0.01 0.001
パーセント 100% 10% 1% 0.1%
歩合 10割 1割 1分 1厘

野球などで、打率が3割などと使われていますね。
打率3割ということは
10回打席に立ったら、3回はヒットを打っているということです。

ということで、ちょっと並べて書いてみると、こんなふうに小さくなっていきます。
1 10割 100%
0.1 1割(わり) 10%
0.01 1分(ぶ) 1%
0.001 1厘(りん) 0.1%
0.0001 1毛(もう) 0.01%
0.00001 1糸(し)
0.000001 1忽(こつ)
以下省略 1微(び)
1繊(せん)
1沙(しゃ)
1塵(じん)
1埃(あい)
1渺(びょう)
1漠(ばく)
1模糊(もこ)
1逡巡(しゅんじゅん)
1須臾(しゅゆ)
1瞬息(しゅんそく)
1弾指(だんし)
1刹那(せつな)
1六徳(りっとく)
1虚空(こくう)
1清浄(せいじょう)
1阿頼耶(あらや)
阿1摩羅(あまら)
1涅槃寂静(ねはんじゃくじょう) 

小数を使えば、こんなの覚える必要は無いけど
小数を使う前は、どこまでかわからないけど、必要だったのです。
そしてこんなにたくさん読み方を作ってしまった。
割と、分が分かれば良いかな。

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