偶数と奇数について
整数の中で、2で割りきれる数を偶数、2で割ると1余る数を奇数といいます。
偶数は、0,2,4,6,8,10,12,14,16,18,20・・・・・
奇数は、1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21・・・・・
■わかった、偶数はかけ算の2の段と同じだ。
●そうだね、最初の方は2の段と同じだね。
▲0から2飛びの数字が偶数なんだ。
■でも、もっと大きい数字は分かるかなあ。
●1の位の数字を見ると分かるよ。並べてみよう。
0, 2, 4, 6, 8 10,12,14,16,18 20,22,24,26,28 30,32,34,36,38 ・・・・・・・・ |
■わかった、全部、0か、2か、4か,6か、8が1の位についている。
▲じゃあ、1234567892は偶数なの、奇数なの?
●「20」とか「330」とかいう最後に0のつく数字は、割ってみなくても2で割れるってわかるよね。
1234567890は最後の1の位の数字が0だから、2で割れる。
だから、残りの1の位だけ調べれば偶数か奇数か分かるんだ。
■最後の数字を見ればわかるんだ。2だから偶数だね。
●そうだ、すごいな、もうよく分かったね。
▲じゃ、1、3,5,7,9のつく数字は奇数なの?
●その通りだよ。もう奇数のことも分かってきたようだね。
数字の最後が、0,2,4,6,8→偶数 数字の最後が、1,3,5,7,9→奇数 |
●偶数+偶数は偶数かな、それとも奇数かな。
■どっちも偶数なら、偶数だよ。例えば2+4=6で偶数だ。
●さすがだ。では、偶数+奇数はどうだい。
▲これは奇数だと思うな。0+1=1で奇数だもの。
●他の数を使っても 2+1=3 奇数
4+5=9 奇数
偶数は2で割れて、奇数は2で割れないから、
偶数+奇数は2でわれないもの奇数だね。
●正解。では、偶数×偶数は?
■偶数だ。例えば2×2=4で偶数だもの。
●では偶数×奇数はどう。
●奇数×奇数も考えよう。
ドリルをしてみよう
偶数と奇数の数
●君たちは偶数と奇数とどっちが多いと思う。
■1と2、3と4、5と6って並べていくと、偶数の方が、0が1個多いと思うな。
▲ちがうよ、0と1、2と3,4と5と6って並べていけば、どこまで行っても同じだよ
●そうやって並べると、ちゃんと組み合わせができるから、どっちも同じなんだ。
●では、1、2、3、4、5っていう整数と、偶数はどっちが多いと思う。
■そりゃ、整数の方が倍もあるさ。
●ところが、そうでないんだ。整数×2=偶数っていう計算をして、1と2、2と4、3と6、って並べてみると
整数1個に偶数が1つという組ができるでしょ。
だから、整数と偶数は同じだけある。
これが無限の性質なんだ。
無限って不思議な数だね。