絹盗人

旅人が道に迷って、夜になったのでお堂の中に入って寝ることにした。
真夜中に、外から話し声が聞こえるので、聞き耳を立てていると、
反物泥棒達が、反物の分け方を相談していた。
「5反(たん)ずつ分けると3反あまる。」
「6反ずつ分けると、5反たりない。
泥棒の人数は何人で、反物(たんもの)は何反だろう。

泥棒の人数は何人だろう

図を書いてみよう。
一番上の部分を見ると良くわかる。
まず、5反ずつ配ると3反あまり
6反ずつ配ると5反足りない。
一番上段にある3反と5反を足すと泥棒の人数になる。

3+5=8人が泥棒の数だ。
こうやって、配り方の余りと足りない部分を足すと、泥棒の数になる。

もう5反あれば配れる

■2回目に分けようとしたのは、6反×人数分 = 反物の数+5反(不足)
■1回目に分けようとしたのは、5反×人数分 = 反物の数-3反(あまり)
なんだかよく分からない。
こんなときは、わかりやすく変えてみる。
5反不足したんだから、もう5反余分に泥棒が盗んだとしてみよう。
すると、ちょうどわりきれるはずだ。
そして、1回目に分けようとして3反余ったけれど、そこへもう5反たしたら割り切れた。
つまり、5反ずつ配ったとするきの反物の余り3反に、もう5反足すと、ちょうど配れるのだ。
だから、泥棒の人数は8人だ。
xを使った解き方へ
8味ビーンズ