仕事算と平均

ある仕事をAさんがすると12時間ででき、
Bさんがすると 24時間でできます。
2人いっしょにすると何時間かかるでしょう。
2人の仕事の能力は、平均していくら(1人ですると何時間かかる)でしょう。

2人の仕事の力の平均は

(12時間+24時間)÷2ではダメです。
1人の1時間でする仕事と、もう1人の1時間でする仕事を足して2で割ると、平均して1時間でする仕事が出ます。
それから、平均の人の仕事の量を出すのです。
やってみましょう。
まず、2人の1時間でする仕事を求めると
 1  1
12 24
2人で仕事をすると何時間で終わるかというと
   1   
 1  1
12 24
で計算できる。
2人で仕事をするからこの半分が平均の力□です。
   1    ÷2=□
 1  1
12 24
これを変形すると
 1  1
12 24
こんなきれいな形で平均が出ます。
3人の場合はそれぞれの時間をA、B,Cとすると、□が平均になります。

こうやって出す平均を、調和平均といいます。
調和平均も、あちこちに使われるのです。