土石流の早さ

土石流のやってくる時間

長野県の大滝村には、自然湖という湖があります。
これは、長野県西部地震でできた土石流によって川がせき止められてできた池です。
土石流は、大雨の場合も発生します。
2013年10月の台風では、伊豆大島に800mmもの大雨を降らせました。
そして土石流が発生し、多くの災害を出しました。
土石流は、大水とは違います。
土と水が一体になって、泥のようになって流れてきます。
土石流は、水の流れではなく、水を含んだ土が流れてくるのです。
土の流れですから、水の浮かすことのできない大きな石でも、浮かすようにして流れてくるのです。
土石流は発生したらどれくらいの早さでやってくるのでしょうか。
調べてみましょう。
土石流の早さは、時速20km~40kmです。
ここでは時速40kmで計算してみましょう。
あなたの家が川の近くにあったとして、土石流が発生する山奥まで何kmあるでしょうか。
クマの家は、5kmも上れば、山の斜面に達します。
でも、ここでは発生地点から家まで、10kmだとしましょう。
すると、発生してから約何分で土石流は家までやってくるのでしょう。

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