4枚のカードから

4枚のカードに、ABCDという文字が一つずつ書いてあります。
このカードから2枚の取り出しかたは何通りあるのでしょうか。
並べるというときは、並べる順番を考えて数えます。これを順列といいます。
今度は並べないで2枚選びます。
こんどは「A・B」と「B・A」を区別しないで考えます。
すると樹形図は、まず

これで、Aのはいった組みあわせは全部です。
BーA というのは、もうAーB があるから、数えないということです。
だから、次は、Aはもう使いません。AとBとCだけで考えるのです。
すると、

の2通りとなります。
これで、Bをつかったカードの組み合わせはもうありません。
AとBを除いた、CとDだけで考えます。
すると

これで最後です。
全部で6通りになります。
3+2+1 で計算できますね。

計算の仕方は

では、計算ではできないでしょうか。
それには、次の計算を使います。

これは、順番を考えて、つまり、A-BとB-Aを区別して計算しました。
その計算は 4×3=12 でした。
ここでよく見ると
A-B と B-A というふうに、2つずつ組になっていることに気がつきます。
これは、ABの2界のカードの並べ方が2通りあるからです。
そこで、2枚ずつタブっているの半分にして
12÷2=6
と計算できるのです。
あれ、トーナメントと同じです。
トーナメントは、□チームから2チーム、順番を考えずに選び出すのと同じです。
4枚から2枚選ぶには
4×3÷2 で計算できるのです。

5チーム、トーナメント