海賊の宝


海賊(かいぞく)の宝の部屋の入り口には4つの樽(たる)が丸く並べて置いてあり、
中は見えないが、サバが頭か尾びれを手前に向けて入っています。
この樽の中に手を入れて手探りで全部の魚の向きを同じにできれば、入り口の扉は開きます。
ただし、手は2本ずつ同時に入れて魚の向きを変えなければいけません。
また、一度手を入れるたびに樽が回転して、樽はどの樽か区別が付かなくなってしまいます。
カギを必ず開けるには、最低何回の手順が必要でしょうか。

1.
頭を黒、しっぽを白として考えよう。
手の入れ方は、1コ間をあけて入れるか
揃えて入れるかの2通り。どっちにしよう。
最初だからすっきりした方を選ぶことにして
まず、手を2本そろえて入れる。
そして、さわったサバを両方とも頭を手前に向ける。
2つが続けて黒になった。そして、残り2つのうち1つは白だ。

2,
次は両手を揃えて入れても同じこと。
だって、さっきと同じ2コにさわることがあるかもしれないものね。
そこで、対角線に手を入れる。
両方とも頭つまり黒だったら、そのまま。
白があったら黒にする。
これで開かないときは、どれかひとつだけが白ということになる。

ここまでやって気がついたけれど、最初に対角線に手を入れて
次に隣り合わせて手を入れても、同じ状況は作ることができるね。
3、
今度は両手を揃えて入れる。
白があれば黒にして終わり。
黒黒ならば、片方を白にする。
これで、黒白黒白と並んでいるか白白黒黒と並んでいる・


次に、対角線に手を入れると。
左のようになっていた場合は
黒黒なら、白白にすればあいて、白白なら、黒黒にすればあく。
右の場合は、そのままにして次に進む。
(黒を白に、白を黒にしても良いけど、同じことだものね。)
5,
両手を揃えて入れて、
白白、又は黒黒ならばひっくり返して終わり。
黒白、又は白黒のときは、両方ひっくり返すと、
下のように白黒白黒と並ぶ。

6、
このときは対角線に手を入れて、ひっくり返せばドアは開く。