地層の下の大地の作り

大地の作り 6

同じ土の広がりと花崗岩の大きさ2 

正当は3番でした。
庭の土も友達の家の庭の土も、花崗岩の風化したものでした。
同じ土が南北4キロメートル以上にわたってつながっていたのです。
【M君の家】←4Km→【学校】←4Km→【Fさんの家】
この、花崗岩の風化した土は、さば土といわれ、土取りをして工事に使われます。
下條村のあちこちに見られる採石場は、花崗岩の風化した土ををとっているのです。

山土の採土場

土の厚さもかなりあることがわかります。
 

天竜峡

北へ10キロメートル離れた、天竜峡の岩も、花崗岩でした。
天竜峡の花崗岩は、下條村の花こう岩とはちがう花こう岩だそうです。



さば土と土砂崩れ

2014年広島に大きな土砂崩れがありました。
そのとき
「ここはさば土といわれる土で出来ており、
そのため土砂崩れがひどくなった。」
というようなニュースが流れました。
さば土なんて日本中どこにでもあるだろう、ここだけのことじゃないと
ボクはブログに書きました。
数日後のニュースには、全国さば土でできているところの地図が載りました。
でも、それを見てぼくは思いました。
この地図は表面がさば土の所だけじゃないか。
日本の南半分の地面の下のほとんどは花崗岩、
ということはずっとさば土じゃないかなぁ・・・
専門家ではないし、詳しいことは分かりませんが。

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