地層の下の大地の作り

大地の作り 7

同じ土の広がりと花崗岩の大きさ3  

花崗岩(かこうがん)の大きさはどれくらい

花崗岩の大きさはいったいどれくらいあるのでしょうか。
百科事典には、次のようにかかれていました。参考文献(ブリタニカ国際大百科事典)

【大きな岩体は底なし岩体を形成し、150~1500平方キロメートルの広がりをもつが
その厚さについてはまだ確かめられたことはない。】
つまり、石の長さをはかると、だいたい10キロ~40キロになり、
また、深さはとても深くて、確かめられたことがないということです。
 
下條村の花崗岩の広がりは、長さ(直径)10キロメートルくらいある大きな岩の風化したものです。

花崗岩のできかた

花崗岩はどのようにしてできたのでしょうか。

地球の内部には、マグマという、高温のどろどろにとけたものがあります。
マグマが固まるときにできた石を、火成岩といいます。
マグマの固まり方により、いろいろな石ができます。
花崗岩は、マグマが、地下の深いところでゆっくり冷えて固まったり、
マグマが、岩を溶かしてまたゆっくり固まったりすることでできると考えられています。
花崗岩は、マグマなどがゆっくり冷えて固まったものなのです。

地下深くでできた花崗岩が地上にあるわけは

地下の深いところでできた花崗岩は、日本ができるときに長い年月をかけて隆起しました。
そして、上にあった土が、雨などで流されてしまって、地上に出てきたのです。

発展:
下條村には断層があるといいます。この大きな花こう岩が割れているのです。
この割れ目にしみこんだ水が、下條村の温泉「コスモスの湯」のもとです。
温泉について調べてみましょう。
地震や断層について調べてみましょう。

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