自作電池

自作電池


電気は身の回りの色々な道具で使われています。この電気を、身の回りの道具を使って、自分で作りだしてみましょう。
そして、作り出した電池で、オルゴールをならしたり時計を動かしてみましょう。

1,活性炭電池(だんご式)

準備するもの
炭の粉(冷蔵庫の臭い取りなどに入っている椰子の実から出来た炭や備長炭等の活性炭) 少し
アルミ箔 1人 10cm
銅板(約2cm×約4cm) 1人 1枚
キッチンペーパー
(大きな濾紙でも可能)
(ティッシュペーパーを3~4枚重ねても可能)
1人一枚
ニクロム線 1人 30cm
オルゴール グループ 1個
発光ダイオード(低電圧用) あればグループ1個
電流計 グループ1台


炭の粉は黒炭といわれる電気を通さない炭ではダメ。しっかり焼き上げた電気を通す炭でないと電池には成りません。簡単に手に入れるには、冷蔵庫の中に入れる臭い取りの中にある炭が使えます。備長炭をくずしてもできます。また、活性炭として市販品もあります。(1kg4300円でした)
竹をアルミ箔で包んで焼いて作ったこともありますが(エジソンライトの項目参照)、大量に生産したことはボクはありません。
オルゴールは、中村理科で販売しています。今は、オルゴール付き電報などあちこちでオルゴールが使われています。これがあれば、分解して利用可能でしょう。
発光ダイオードは、低電圧で発光するものがあるということで、これも中村理科で販売しています。(他にも有るでしょう。)通常使われている発光ダイオードは電圧が高くないと使用できません。この点注意してください。

ニクロム線を半分にして、半分みがいて電気が通るようにします。
半分以上みがかないように注意しましょう。
ニクロム線の磨いてない側を、5cmみがきます。
それ以上みがかないようにきをつけましょう。
銅板にニクロム線のたくさんみがいてあるほうを巻き付けます。
磨いてあるところ全部と、磨いてないところ少しを巻き付けるようにします。
キッチンペーパーに活性炭をしき、2で作った銅板を中央に置いて、まるめ、それを塩水につけます。
塩水はこい塩水にしてください。
外側をアルミホイルで包んで固く丸めます。
オルゴールにつなげると、音がします。
3人で直列に並べると、発光ダイオードも光ります。
つなげすぎると、発光ダイオードが壊れます。


(後藤先生の話として(有)一成堂さんから教わった電池です)

2,レモン電池を作ろう その1
準備するもの

準備するもの
レモン グループ 1個
ほうちょう(レモンを切るもの) クラス1本
銅板(約○cm×約○cm) グループ 1枚
亜鉛版(約○cm×約○cm) グループ 1枚
みの虫クリップ グループ 2本
オルゴール グループ 1個
電流計 グループ1台

銅板と亜鉛板の間に、ろ紙をはさみます。
銅板と亜鉛板の上部は、クリップが付くように曲げてください。
レモンの上部を切り取り、1で作った板を差し込みます。
オルゴールのコードを左右にしてはさむと、音が出ます。
みの虫クリップでつなげても同じです。
亜鉛板側が-極、銅板が+極です。
2つ直列につなぐと、発光ダイオードが光りました。
大量に実験する場合は、薄く切って銅板と亜鉛板ではさむと可能です。

3,レモン電池を作ろう 改良版

準備するもの

準備するもの
レモン グループ 1枚
ほうちょう(レモンを切るもの) クラス1本
銅板(約○cm×約○cm) グループ 1枚
亜鉛版(約○cm×約○cm) グループ 1枚
みの虫クリップ グループ 2本
オルゴール グループ 1個
電流計 グループ1台


3,人間電池と改良版のレモン電池(野菜電池)です。

レモンがすくなくてすむ、いろいろな材料が利用できるというのが特徴です。

作ってみよう

準備 みの虫クリップに、銅板とオルゴール、亜鉛板とオルゴールをつなぎます。
亜鉛板側が-極、銅板が+極です。
人間電池 片手で亜鉛板、もう一方の手で銅板を握ってみましょう。
オルゴールは鳴りましたか。
鳴らない場合は、てに水をつけてみてください。
レモン電池1 銅板と亜鉛板の間に薄切りレモンを挟んでみましょう。
オルゴールが鳴りますね。
レモン電池2 レモンを2枚(3枚)と並べてみましょう。
重ねてもダメ。
野菜電池 キュウリやトマト、ジャガイモなど、手当たり次第野菜を挟んでみよう。
コーラはどうだろうと思う方は、ろ紙にコーラを吸わせて挟んでみよう。
他のジュースでも試してみよう。