紙で簡単に日時計ができたら、おもしろいだろうなとずいぶん前から思っていた。
アメリカで紙の日時計の本が出版されていると聞いて探したが見つからない。
でもそのうちに、情報がたまる。安野光政さんが、「地球は日時計」という本を出したのを見た。日時計の本も手に入った。日本式の紙を折った日時計も見つかった。
そしてついに、簡単な日時計を見つけた。
まず、2002年の10月、飯田市の風越山麓公園の科学実験教室で作っている、赤道型日時計。(科学教室は毎土日曜日に開かれている。)製作の後藤道夫先生に聞いてみると「韓国で見かけた日時計を飯田市に合わせて作り直した。」とのこと。
次に、日本日時計協会の鷲見洋一さんが作った紙の日時計が手に入った。日時計の会の総会に合わせ、岐阜県金山町用に作った赤道型日時計で、どちらもとても簡単な日時計だった。。
そこでこれらの考えを利用して、地球上どこでも使える日時計作成ソフトを作った。
住んでいるところが北緯何度かをわくの中に書き入れると、その緯度用の設計図ができる。(時間補正などは無いので自作して下さい)
プリントして、画用紙に140%程度に拡大印刷して、切り取って、組み立ててみて下さい。
北を磁北に合わせて立てると日時計になります。とても、簡単にできる日時計です。
小さく作って、赤道から北極まで地球儀の上に並べて、光を当てて回転させたら、北極の時計も赤道の時計も同じように時間が進んで、面白かった。
(写真は、様々な緯度の日時計、北緯10度、20度、35度、80度)
残念ながらアプレット(ソフト)は動かなくなってしまったようだ。
そのうちにスクリプトで作り直しかな。
ノリシロがはみ出したら切り取って下さい。
実はボクは日本日時計の会の会員です(でした)。
2003年度の会報に、こいのぼり日時計と世界標準時日時計という2種類の紙製の日時計がついてきました。
これは円筒形の日時計です。(明石市立天文科学館で販売しているようです)
時間の決定について