イカの解剖 口
これがイカの口です。
中を見ると、鳥のくちばしのような形をしているものがあります。
カラストンビといいます。
引き出してみましょう。(ピンセットでも、先のとがったクギでも取り出せます。)
これで食べ物を引き裂きます。
舌
カラストンビの中を開けて、舌をピンセットで引き出して、顕微鏡で見てみよう。下ろし金のようなギザギザが見えるでしょう。
食道 胃 盲腸
口につながるのが、食道。背中側にあるので、このままでは見えません。きりはなすと、裏側にあります。
(ゆっくり頭を持って引き上げれば切り離せますが、うまくやらないと胃が割れます。
切り離さないでこのまま実験を続けて後から切り離した方が良いとおもいます。
もちろん切り離してもかまいません。
体をまっすぐにして、口からスポイトで薄めたしょうゆを入れると、
(食道を通って)胃にしょうゆが入っていく緒が観察できます。
水を入れても大丈夫。空気でふくらんだグループもありました。
(食道につながっていて)ふくらんだのが胃です。
これは大きな内臓ですので、すぐ分かるでしょう。
食べたものの通り道を調べて、後で胃の中身を観察しましょう。
薄い醤油なら胃の中身の観察もできます。。
それに醤油や水なら、後から食べても良いですね。
しょうゆをうまく入れると、盲腸ももふくらみます。
なるべくつぶさないように気を付けましょう。
空気を入れたら胃と盲腸がふくらんだ。
ここで旗と気がついた、うすくした醤油を入れるたらどうだ
(濃い醤油だと色が濃すぎるし、水だと入っていくのがよく分からない
うすい醤油・・・これが通り道を調べるのに最適かな・・・)
直腸 肛門
胃につながるのが腸です。イカスミの入っているところのとなりに並んでいます。
ここを通って、しょうゆが出ていくのが観察されるでしょう。
最後に出てくるところが肛門です。体の中を細長い管が通っているのです
ロートを上から切り開くと、その中に超がつながっているのが分かります。
肛門はロートの中にあるようです。
胆汁のう
直腸のとなりの黒い筋が、胆汁のう。ここにイカスミがつまっています
イカスミにそって、直腸が有り、胃を押すと食べたものがここを通っていくのが分かります。
肝臓
一番大きい内臓が、肝臓です。肝臓はエネルギーの貯蔵庫です。とても大きくて、たくさんのエネルギーを蓄えられます。
海は広いので、餌を食べられるときにたくさん食べて、肝臓にエネルギーをたくわえておくのです。
食べるととてもおいしいといいます。
あとで、しっかり焼いて、食べられる人は是非食べてみましょう。
通り道について(あとから醤油を入れた場合も書いてあります)
様子が分かったら、できたら、内臓を体から注意深く引きはなしましょう。内臓を切らないように、また強く引っ張って切ってしまわないように、注意深く切り離していきましょう。
切りはなせたら、口からスポイトでしょうゆを入れると、食べ物の通り道が分かります。
スポイトは口のなるべく奥まで入れないと、しょうゆがこぼれてしまうから注意しましょよう。
スポイトが口の奥深くへ入ったら、ゆっくりスポイトを押してしょうゆを入れます。
すると、食べ物の通り道が、だんだん色がついていきます。
まず、裏側の長い食道を通り、次に胃に入って胃をふくらませます。
次に直腸まで黒くなってもどってきます。こうして最後に肛門から出てくるのです。
胃には、まだ消化されきっていない食べ物が残っているかもしれません。
胃を切って、中を見てみましょよう。
最後に口からカラストンビを取りだしてみよう。
イカは、大きな餌もこのカラストンビで引きちぎっることで、食べることができます。
これはもう消化が終わっていた・・・
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