レンガが直径上に100個ならぶなら円周上に何個のレンガが必要でしょう
直径上にレンガが100個ならぶと、だいたい300個のレンガがならびます。もっと正確には、314このレンガが必要になります。
直径の3.14倍のレンガが必要なのです。
この性質を利用して、円の周りの長さが分かります。
レンガが1cmとすると、直径は100cmで1mです。
そして、円周上には314こならびますから、314cm、つまり3.14mです
これを式に書くと、
円周の長さ=直径の長さ×3.14
となります。
この3.14のことをを円周率といいます。
(実は、これでもちょっと隙間が出ますが、だいたいこれくらいの数字があればたいていのことは通用するのです。)
余談2
円周率はどこまで行ったら最後の数字なのでしょうか。円周率が最後まで計算できたという嘘の話があります。
でもこれは嘘。
円周率は、どこまで行っても最後のない数字なのです。
長野県飯田市の会社員さんが、この計算の世界記録を持っています。(2012年)
この数字だけを本にすると、とっても厚い本になるそうですが、どれくらいあるのでしょうね。
余談1
日本のはやぶさという衛星が、宇宙のすごい遠い星(隕石)に行って砂を取り、そこからまた地球に戻ってきたという快挙がありました。
この、地球に帰る軌道を計算する式に円周率を使っています。
πを3.14で計算すると地球から15万kmもずれてしまって地球に戻れません。
π=3.141592653589793で計算して地球に帰ってきたのです。
(理科の探検 春号を参考にしました)
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