三角形の面積 その1

 戦国時代(せんごくじだい)、豊臣秀吉(とよとみひでよし)は、各地の武将(ぶしょう)を滅(ほろ)ぼして、国を統一(とういつ)していきました。
そして、1582年から、征服(せいふく)した土地を測量8そくりょう)を始めました。
これを太閤検地(たいこうけんち)といいます。
 それまでは、その土地を耕(たがや)している人や、土地をを貸(か)している人や、その人の上に立つ領主(ちょうしゅ)や寺(てら)や、さまざまなところから米などをえていたのです。
秀吉は、土地の広さを調べ、またその土地をを誰が耕しているかをはっきりすることで、農民から直接年貢(ちょくせつ、ねんぐ)を取ることができるようにしたのです。
そのほうがきちんと取り立てが出来るからです。
太閤検地では、様々な形をした土地の広さをきちんと調べていきました。
土地は、様々な形をしています。その土地の面積をどうやって調べるのでしょう。

現代では、三角測量といって、土地をたくさんの三角形に分けて、
その三角形一つ一つの面積を出し、足し合わせることで、複雑な形の面積を出していきます。

三角形の面積は、とてもたいせつです。
では、まず基本的な三角形の面積を出してみましょう。


クマ 正方形の面積なら分かるのに。
タヌキ 正方形の枠を書いたらどうだろう。
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