交換法則が成り立つとき、成り立たないとき
足し算は交換法則が成立します
数の足し算は 交換法則が成り立ちます。
1+2=2+1
4+5=5+4
x+y=y+x
こんなふうに足し算の順番を変えても,成り立ちます。
足し算の交換法則は成り立ちます。
かけ算は交換法則が成立します
3×4=4×3
10×2=2×10
x×y=y×x
かけ算の×数とかけられる数をこうかんしても、かけ算は成り立ちます。
数のかけ算は、交換法則が成り立つのです。
引き算は交換法則が成り立ちません
引き算は交換法則が成り立つでしょうか。
たとえば次の式は
4-1=1-4
というのはおかしいですね。
4-1=3
1-4=-3(マイナス3) となって答えがちがってしまいます。
引き算は交換法則が成り立ちません。
引き算も交換したい
でも、順番を変えることはできます。10-2+3=10+2-3 というように、-3を先にしたり後にしたりはできるのです。
計算の順番を入れ替えることは出来るのです。
さらに、マイナスを習うと
10-2=(+10)+(-2)
=(-2)+(+10)
=-2+10
これなら、順番を変えるのは自由自在。
マイナスを足すと考えて、たしざんに為てしまえば良いのです。(これは、マイナスのページで学習してください。)
割り算は交換法則が成り立ちません
交換法則が成り立つとすると8÷2=2÷8
となるはずです
でも、計算すると
8÷2=4
2÷8=0.25
と左右が等しくなりません。
割り算は交換法則がなりたたちません。
でもわり算も交換したい
それなら、わり算をかけ算に為ちゃえば良いんじゃない、というわけで8÷2=8× | 1 | ||
2 |
8× | 1 | = | 1 | ×8 |
2 | 2 |
進んだ算数、数学ではこのようにかけ算に為てしまうことが普通になります。
また、割り算も順番を変えることはできます。
100÷3×9=100×9÷3
=100×(9÷3)
=300
こんなふうに計算の順番を変えることはできるのです。
式を読む=画びょうの数はいくつ