お金ってなんだろう

お金を流通させるために


お金は、稲のようにいたんでしまったりしません。
とてもべんりで流通を始めます。
でも、それでも不便なことがありました。
それは、重いということです。
金が一番貴重なので、持ち運ぶには少なくても良いのですが
遠くまで運んで行くには、
重いし
途中で取られるかも知れないし
なにかと、不便です。

そこで両替商の人たちが、
金を預かり、預かり証というものを出すようになりました。
両替商は、預かり料を取って金を預かります。
これで,金は安全になります。
商売するにも、金を持って行って渡さなくても
預かり証をわたせば、金を渡したことになるのです。
そして、金に変えたいときだけ、両替商へ行けば良いのです。
こうして、お札の様なものが、両替商から出されるようになりました。
これは、実際にお金を運ばなくても良いし、とっても便利でした。

そして、明治になると銀行ができます。
この銀行が、紙幣を発行できるのは、金と交換できなければだめです。
そこで、4つしか銀行ができなかったので、政府は、金と交換しなくてもいいという条例を出しました。
そこで、新政府は条例を改正して不換紙幣も発行できるようにしました。
すると153行も銀行が乱立し、ます。
そして問題が起きるのです。