大きな数の名前


数を数えていくと、すうはどんどん小さく。
では、どこまで数は数えられるんだろうか。
これは、江戸時代の本「塵劫記」に記された、小さな数の数え方。

書き方 読み方など 0の数と、数字での表し方  
いち 0  
1 0.1 十分の一
り(むぎ) 2 0.01 百分の一
ごう 3 0.001 千分の一
し(生糸;きいと) 4 0.0001 万分の一
こつ(一匹の蚕が吐き出す糸) 5 0.00001 十万分の一
6 0.000001 百万分の一
せん 7 0.0000001 千万分の一
しゃ 8 0.00000001 一億分の一
じん 9 0.000000001 十億分の一
あい 10 0.0000000001 百億分の一
びょう 11 0.00000000001 千億分の一
ばく 12 0.000000000001 一兆分の一
模糊 もこ(はっきりしない様子) 13 0.0000000000001 十兆分の一
逡巡 しゅんじゅん(しりごみをする) 14 0.00000000000001 百兆分の一
須臾 しゅゆ 15 0.000000000000001 千兆分の一
瞬息 しゅんそく 16 0.0000000000000001 一京分の一
弾指 だんし(指を一度はじく時間) 17 0.00000000000000001 十京分の一
刹那 せつな 18 0.000000000000000001 百京分の一
六徳 りっとく 19 0.0000000000000000001 千京分の一

「塵劫記」(宝暦本)という江戸時代の本にこう書かれているそうです。
インターネット(https://village.nfoweb.ne.jp/~fxba0016/)で調べました。

そうそう、最近は、ピコとかナノとかいう小さい重さの言い方があります。
これも表にしてみましょう。この方が覚えておく価値がありそうです。

書き方 読み方など 0の数と、数字での表し方  
グラム 0 1g  
mg ミリグラム 3 0.001g 一千分の一
μg マイクログラム 6 0.000001g 百万分の一
ng ナノグラム 9 0.000000001g 十億分の一
pg ピコグラム 12 0.000000000001g 一兆分の一
英語の数字は、3つずつ 0 が増えるんですね。