3の段(だん)の覚え方(おぼえかた)

3のだんをおぼえよう

さいしょは5こではありません

3のだんは、5こずつはおぼえません。
ではなんこずつがいいのでしょう。
それは3こずつです。なぜか。
九九の嫌(きら)いは3の段から始まります。
3の段で九九がストップしてなかなか進まない子もいるのです。
「だって3の段はバラバラだからおぼえにくい。」
だからゆっくり考えながら進みます。3の段はけしてあわててはいけません。
それから、3の段は3こずつ合わせて学習すると仕組みが見えてきます。
ゆっくり考えながら進み、あわてずに覚えるまで繰り返してください。

3の段は3個ずつ覚えましょう

さんいちが3
さんにが6
ささんが9
この3つをまずおぼえます。
3×1
3×2
3×3
3,6,9の3とびです。
それに10より小さい数ですから、十の位を考えずにおぼえられます。
だからかんたんなのです。
でもりゆうはほかにもあります。
どうして3つか・・・だんだんわかってくるでしょう。
イメージも作っておきましょう。
  3

次の3個を覚えましょう
ここが3の段の山です

次の3コが一番覚えにくい3の段です。乙こぼれはここで起きる。
つぎの3こは
さんし(3×4)12
さんご(3×515
さぶろく(3×6)18
まず何に気がつきますか。
まずじゅうがつきます。
つぎの3こは「じゅう」がつくのです。
3×4 12
3×5 15
3×6 18
このなかで、いちばんだいじなのが、さんし(3×4)12 です。
これをおぼえれば、あとの3つは3をたしていけばいいのです。
さんしじゅうにをおぼえて、
もう3つだからさんご(12+3)15、
さらにもうみっつだから、さぶろく(15+3)18と考えながらおぼえましょう。
  3
12
15
18

一の位はもっとかんたんにわからないの

3×4 12
3×5 15
3×6 18
最初(さいしょ)の3個(こ)と1のくらいを、くらべてみましょう。
ここにきまりがあるのです。
でも分からなくても良い。
258という数字のつながりを覚えましょう。
1の位を覚えれば、3の段は覚えられます。2+3=5 %+3=8 が頭の中で分かるから、三・四・十二を覚えることが大事です。

つぎの3こを覚えましょう

さんしち(3×7)21
さんぱ(3×8)24
さんく(3×9)27
こんどの3つは、十の位は「にじゅう」です
にじゅうとわかっているから、いちのくらいにしゅうちゅうできます。
3×4 12
3×5 15
3×6 18
このなかで、いちばんだいじなのは、さんしち(3×7)21 です。
そしてこのなかで、いちばんまちがえやすいのが、さんしち(3×7)21です。
これをまずおぼえましょう。
そして、21+3=24 24+3=17と考えながら次の3つもおぼえましょう。
1が分かれば、3ずつ足して、4、8と次が分かりますから、3×7=21 を覚えれば後は足し算でできるから覚えやすいのです。

いちのくらいはどうでしょう。


いちの位をぜんぶならべてみましょう。
さいしょの3つ  3  2  1
つぎの3つ  6  5  4
さいごの3つ  9  8  6
おや、きれいにならびます。
1,2,3,4,5,6,7,8,9とならんでいるのがわかりますか。
3のだんは、とてもすてきな九九のだんなのです。
(そしてこれは、他の九九、(○の段)ともつながっている・・・)
  3
12
15
18
21
24
27

最後の手段

それでも3の段が苦手な人には、最後の方法がのこっている
それは
3×1
3×4 12
3×7 21
の3つを覚えることだ。
この3つ、答えをよく見ると
3×1     0+3=3
3×4 12 1+2=3
3×7 21 2+1=3
と十の位の数字と1の位の数字を足すと3になっているから覚えやすい
そしてこの3つをおぼえれば、あとは+3をすれば答えが出るのだ
頭や指を使って計算している内に九九を覚えることができるのだ。


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