驚くべき絹 (フィンランドの6年生から)

「こうすれば日本も学力世界一」という本を読んでいたら
フィンランドの6年生の算数の問題が出ていた。
そこから問題を一部修正して引用させていただいた。
 絹は中国が原産である。ホーン・チ皇帝は、紀元前2677年から2579年まで中国を統治した。そのときのことだが、皇帝の后、シ・リン・チが紀元前2640年に宮廷を歩いていて、身のまわりに繭(まゆ)を作ろうとして口から糸を出しているカイコを見つけた。彼女は宮廷の女性たちを使い、細い糸の絹を取り出して、縫い糸になるまでそれをよりあわせた。こうして絹は発見されたのだ。
 1970年のこと、中国の湘南において、紀元前127年からある墓穴で、絹の糸をまとった女性の死体が見つかった。この衣服は、色と形を完全に保持していた。
 繭から糸が作られる虫の中、で一番よく知られているのはカイコで、学名を、ビンボックス・モリという。500個くらいの卵を産み、一月すると、長さ3mm、重さ0.4mgの幼虫にかえる。次の28日間、カイコは桑の葉だけを食べる。この間に、生まれたときの重さの1万倍、長さは9cmに成長する。
 たっぷり食べてから、カイコは、60時間かかって糸を出し続ける。約3000mもの切れ目の無い糸を張って繭を作る。その重さは、たった0.75mgしかない。

設問
⑤1㎞の絹の糸の重さは、
(1)何ミリグラムですか。 

クマ 3000mが0.75mgだよ。
キツネ 1kmは1000mだから、3000mは3kmなのかな。
クマ 3kmが0.75gだから、1kmは 0.76÷3=0.25mgだね。
リス 1000mを求めるんだから、
   1000:x=3000:0.75 を計算しても良いね。
クマ 3000x=1000×0.76
   3x=0,75
   x=0.75÷3
   って計算するんだね。
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