早さの平均 説明2

カメさんは、亀山までの40kmのドライブに、
行きは時速4kmで行き、帰りは時速8kmで帰りました。
このとき、往復の時速の平均は、次のどれでしょう。
行きは時速4kmの速さで、帰りは時速8kmの平均だから、足して2で割って
(4+8)÷2=6
と計算して、時速6km。
・・・・・・・・・・・・・ではありません。

説明してみましょう


上の図のように時速と時間と距離を考えて見ましょう
すると、時速×時間=距離(面積)になります。

ここで、かりに、帰りは時速8キロで遠回りして10時間かかったとしましょう。
そうすると平均は、(4+8)÷2=6となるのです。
つまり・・・ 亀山までかかった時間は
40÷4=10時間
帰りも時速8kmで遠回りして10時間かかったとすると
8km/時×10時間=80km
となって
距離は40+80=120km
かかった時間は20時間で、時速は120÷20=6km/時、とちょうど足して2で割った数になります。
でも、帰りは遠回りしていません。
もっと早く帰り着きます。ということは、平均の時速はもっと早いはずです。

帰りは10時間もかかっていません。
帰りにかかった時間は、
40÷8=5時間です
。図を書き直してみると上のようになります。
ですから、80÷15が時速になります。
答は分数にすると
kmになります。約5.333時間ですね。

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