この字の上の花びらのような3つの点は、戦前の漢字では2つの貝でした。
木へんに、貝が2つと女でサクラした。
変な漢字だなぁと思いますか。
どうして貝なのでしょう。

まず昔のサクラの右側から成り立ちを考えましょう。
左側(ひだり)の漢字の、木を取った漢字は、エイと読みます。
昔、女の子が生まれると首に貝の飾(かざり)りをつけたのだそうです、
幸せになるようにと願ったのでしょう。
それで、小さい子を、この右側だけの漢字を使って嬰児(えいじ)といいます。

それに木をつけて、中国ではエイという木、
小さい貝のような実のなる梅(うめ)の木のことを表したのです。
この字が日本に入ってきたとき、日本ではこの漢字を梅(うめ)によく似たサクラの木のことだと考えました。
それが、桜(さくら)という字になりました。

昔の人はこの漢字を
サクラという字を分解すれば、二階(二貝)の女が木にかかる、と歌って覚えました。
こうやって江戸の寺子屋では漢字を教えたのかもしれません。
その時代には、こんな面白い漢字の言い換え(いいかえ)が他にも色々あったのだと思います。
そうやって漢字の覚え方を工夫したのでしょう。
皆さんも、いろいろ工夫してみませんか。
校庭の[桜]が満開です

山[桜]が咲きました

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さくらんぼうを[桜]桃という

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