ポップコーンをつくろう

食べ物って言うのは子ども達は大好きだ。
いたずらっ子達が休み時間にやってきて
「ポップコーン作りたい」
っていうんで、何度も何度も作った。

授業では、水蒸気の学習の中でに、「ポップコーン」のふくらむわけ、
正月なら「おもち」のふくらむわけ、を考える。

水蒸気の学習と思っていたけれど、6年生の火山の学習でもやってみた。
火山の噴火と同じ原因だよ、なんでポップコーンが飛び出すの。
噴火で石が飛び出すのは、水蒸気のせいです。
水が気化するとき、水は○○倍にふくれます・・・と。
対象学年 小学校3年以上?学年は適当
必要時間 20分~40分
サラダオイル 少々

材料
 準備品
コップコーンのもと 10グラム程度
少々
塩をかけるためのスプーン 1つ
アルミホイル 少々
割り箸 1本
軍手 1~2枚
アルコールランプ 1個
三脚 1個
金網 1個
マッチ 数本
1枚

 作り方

ビーカーは500cm3のものを使いました。(以前は200Cm3でやったこともあります。)
食べるならばくれぐれも、きれいなビーカー、新品ビーカーで行うこと、


まず、ポップコーンの元を、ビーカーに入れる
平らに1重に並ぶようにすると良い。
(これより子ども達は多く入れるけど大丈夫)
それで、ビーカーいっぱいになる。
たくさん入れて、2重に並べても、熱がうまく伝わらないから、ポップコーンになりにくい。
それに、多いと、中でかたまって出にくくなる。


つぎに、サラダオイルを入れる
ちょうど、ポップッコーンものとが、油でヒタヒタになるくらいが適当だ。
少ないと大きなポップコーンにならない。
多すぎるのも油まみれになる。
子どもは、何でも多いといいと思っているのだ。
でも、多めの方がビーカーがこげない。後の片付けが楽になる。
油はグループ用に小分けしておくと良いかのしれない(やってないけど)。


つぎに塩を少々入れて、(塩はあとからでも良い・)
アルミホイルでふたをする。
中が見えるように、上の方にふたをすると良い。


焦げたのは大きくならないし、焦げ目は(たぶん)ビーカーの割れる原因にもなります。
くれぐれもこがさないようにして、焦げる前に火を止める。
ビーカーにいっぱいになったら、火を止めて良い。
火を止めても、しばらくはぜる。
それから、大きなビーカーは割れやすい。
家にあるガラスはなかなか割れませんけれど、火にかけられません。
ビーカーはとっても薄いのですぐ全部が暖まって火にかけても割れませんが、とっても衝撃には弱いのです。
中からポップコーンを出すときは、ビーカーをたたいたりしないように、割り箸と軍手を使ってください。
と、お願いしておく。

あとは、アルコールランプにかけるだけ。


しばらく待つと、あわが出始めて、
もう少したつと、ポンとはじけて、
ポップコーンができてくる。
「わー」、「きゃー」、
「始めの一発見落としたー」、
「ビーカー一杯になっちゃったー」
「食べて良いー」・・・
いつまでもやっていると、ビーカーが焦げちゃうから、
ある程度ポップコーンになったら火を止めて、金網の余熱であたためる。


最後に、紙の上に出して召し上がれ。
ビーカーは油まみれだから、石けんで洗わないとだめ。
焦げ付いたのは台所用の漂白剤に一日~数日つけておけば落ちる。
どうしてポップコーンがはぜるのか、ここで説明してみましょう。


うまく大きくならなかったポップコーンのもとを、
ストーブの上にポップコーンだけのせて実験していた子がいたけれど
それは無理でしょう。
で、しっかり考えるとなぜはじけるかは難しい。
最初、あわが出てくるのは、種に小さな穴があいているからだろうか。それとも油から?
それが、突然はじけるのはなぜか、うーん、なかなか難しい。
でも、中にある水が水蒸気になって、ポップコーンを大きくするというのは確か。
(参考資料)
もの作りハンドブック 仮説社)

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