夏休みの一研究2005年覚え書き

0,始めに


ラーメン屋さんは、どうしたらおいしいラーメンができるか毎日研究しています。
ドーナツ屋さんは、おいしいドーナツの種類を増やそうと毎日研究しています。
コンビニでも、おいしい弁当はどんな弁当か、何が売れてどんなお客さんが来るかを毎日研究しています。
漫画家も、どういうマンガがおもしろいか、毎日研究して絵をかき、話を作っているのです。
電気も、服も、ゲームも、塩や砂糖も、身の回りにあるたくさんの人工でできたもの全て、こうした研究で作り出したものです。
人間は研究して、たくさんのものを作り出して生活を豊かにしてきているのです。
あなたも、夏休みに一つ、何か研究してみませんか。
「そんなこといったって、何を研究してみたらいいか分からない」という人はいますか。
研究テーマはいっぱいあります。
不思議だなあと思ったことをしらべてみればいいのです。
あなたはあなたの好きなことの中から何か一つ研究すればそれが一番良いでしょう。

1,テーマを見つけましょう

1 ベッコウアメのできかた調べ
 理科の授業でベッコウアメの作り方を習った。砂糖の量はスプーン2杯、水の量は2立方センチメートルだった。
 けれど
 家でも作る方法はないだろうか
 もっと砂糖を多くしたらどうだろう、少なかったらどうだろう(砂糖を一杯、二杯と増やして作る)
 もっと水を多くしたらどうだろう
 グラニュー糖と砂糖では違うだろうか(角砂糖で1個、2個と実験したらどうだろう)
 他の砂糖では作れないんだろうか。
 そもそもベッコウアメってどうしてできるんだろうか
 チョコを加えたらどうなるだろう
 ベッコウアメの中にバナナを閉じこめることはできないか(他の色々なもの閉じこめてみよう)
 数日おいていたときのベッコウアメの変化は・・・変わらない、カビが生える、とける・・・どうなるだろう、どうしてだろう
砂糖の結晶を作ってみよう
 砂糖の結晶とベッコウアメとは違うみたいだ、砂糖の結晶を作ってみよう。
 (結晶は他にも色々楽しめますね・・・そんな実験もいいでしょう)
火を使うときは家の人の許可を得て、大人と一緒に実験しましょう。
こんなふうにベッコウアメの一つだけの興味から、どんどん中身を広げることができます。
まず、自分でおもしろそうだなぁっていうことや実験などを見つけ、それを広めていくことが一研究の始まりです。
そんな一研究の種を、5・6年の授業の中からあげてみましょう。
2 スライムの作り方(色々なものを加えてみよう)
 理科でスライムも作った。
 この水の量を変えたらどうなるだろう
 水の変わりに塩水を入れたらどうなるだろう
 水の変わりに砂糖水を入れたらどうなるだろう
 スライムに色々加えて新しいスライムを作ろう
3 雲の形調べ
 理科の発展学習に雲調べがあった。
 曇ってどんな種類があるのだろう。基本雲形は10種類っていうけれど区別が付くだろうか
 もっと細かく分けるとどんな種類があるんだろう
 実際の空の雲の名前は分かるんだろうか、名前を付けて、写真を撮って、分類しよう。
曇って作れないだろうか
 うまく雲を作る方法を調べて本当に作ってみよう・・・もっと上手に作る方法を工夫しよう
4 天気調べ
 天気予報ってどうやって調べるんだろうか
 気象観測はどこで行っているんだろう。アメダスって何だろう。下伊那でアメダス装置はどこにあるんだろう。
5 魚の内臓調べ
 お母さんが買ってきた魚を解剖して中を見てスケッチしよう
 うまくできなかったらもう一匹
 魚の内臓は魚によって違うだろうか。またどこが同じだろうか。
 貝の解剖もしてみよう
 エビの解剖だっておもしろい。カニを買ってきたら、カニの解剖をしてみよう。
 図鑑で調べて実際に解剖してみよう。
6 ポップコーンはなぜふくらむ
 ポップコーンはなぜふくらむんだろう。
 ポップコーンを割ってみよう
 ポップコーンを限りなく乾燥させてみよう
 油をしかないでポップコーンはふくらむか
 等など、ポップコーンの研究
 (これは昨年度の一研究で調べられて優秀賞を取ったテーマのようだ。研究内容は知らない。)
7 火打ち石はどうして火が出るか
 これは6年生が聞いてきた質問の一つです。
 火打ち石の仕組みを調べてみよう、自分で火打ち石は作れるか、どんな石が火を出すのだろう。調べてみよう。
 どんな石が火が出るか分かったら、いしがどこにあるか調べてみよう。
8 火起こしをしてみよう
 ものとものをこすり合わせると火が起きるといいます
 本当に火を起こすことができるだろうか、できると、できるはずだの間にはとても大きな溝があります。
 じっさいに出来るまでの記録、失敗の記録を書いてみよう。
 火は出なくても、熱くなったっていう結果でも素晴らしい、煙が出ればこれはもう火がついたと同じくらいすごい、煙が出たら火種ができてるからそれをどうやって大きな火にするのか・・・
9 松尾にはどんな花が咲いているのか
松尾にある植物調べ、
その花調べ、雄しべや雌しべの形、花びらの形、種の形等など一つの花を調べるだけでも充分たくさんの調べることがある
カボチャの花はどんなふうになっている?
雑草には花はあるか。
きれいな花の分解などなど・・・
花はタネややってくるチョウや一つの花でも調べられることはきりがありません。
二十日大根に花はあるか・・・20日では結果は出ないかも知れませんが、枯れてしまうまでは調査できます・・・案外早く結果が出るかも知れません
花の一日調べもできます
朝開いて夕方閉じる花は朝顔だけではありません、朝開いて昼には閉じる花、昼開いて夕方閉じる花、夜だけ開く花、花にもいろいろあります。花の一日調べだっておもしろい。そんな虫が来たかも記録しましょう。
実ができたら中を調べましょう
ヘチマの種はいくつあるかという勉強もしますけれど、それを発展させて、スイカの種はいくつあるか・メロンの種はいくつあるか・カボチャ・キュウリ・もも・トマトと色々やってみましょう、種の重さと種の大きさや数を調べてグラフにしたり絵をかいても、おもしろそうです。 
10 モヤシの作り方
 理科で植物の発芽の勉強をしましたけれど、モヤシを作ってみませんか
 色々なモヤシがあります、色々なモヤシを作ってみましょう、モヤシはどれくらい大きくなるでしょうか。
11 昆虫の成長記録
昆虫を捕まえて成長記録を調べるのもおもしろい
セミやチョウチョが羽化するまでの記録を時間を取って調べてみる。時間と記録の勝負です、スケッチを描きながら写真を撮りながら、記録を書いていく・・・
カブトムシの成長記録
12 目高〔メダカ]の成長調べ
メダカは何を食べているのだろう、水槽の中の微生物を調べよう
13 原子分子って何
原子や分子って習ったけど、原子や分子ってどれだけあるんだろう
原子力ってなんだろう・・・・


4月から今まで、学習したことや聞かれたことの中から一研究の内容を考えてみました。
興味を持ってみれば、身の回りに様々な実験材料がそろっています。
あまり理科に関係していなくても、料理の研究、地域の研究など調べることはたくさんありそうです。
あなたの好きなことを調べてみれば、一研究はできるのです。
何かに興味を持っていることをひろげて、あなたの研究テーマを見つけましょう。
実験は思ったようにならないことの方が実際には多いのです。けれど、それは次の成功につながります。
エジソンだって、電気をつけるのに適した竹を発見するまでに二万回以上の実験をしてうまくいきませんでした。
そのときエジソンは「わたしは失敗など、一度もしていない。これでは電球は光らないという発見を二万回したのだ。」と言ったといいます。
失敗も大切な記録です。
図書館に一研究の本も色々あります。理科室の前にも、」これまでの研究冊子が並べてあります。
インターネットで検索しても、たくさんみつかります。あなたの興味のある課題を見つけましょう。

2006年の一研究のテーマにはこんなものがありました。
6年生の研究から
良く飛ぶ紙ヒコーキ
紙の吸収力
水中の生き物
月と星の動き
野菜の種調べ
花の種類と咲いている場所
メダカの成長
浮き草の観察
石けん水とシャボン玉
洗濯物の乾き方

研究のタイトル  
調べてみたいことを詳しく書いてみみよう  
結果はどうなるか予想しておこう  
研究の仕方を考えよう 調べる内容をかじょう書きに書いてみよう











2,最初から、まとめ方を考えましょう


実験がきまったら、まとめ方を考えましょう。
これは不思議だと思ったら、まずデーターを取るのです。
毎日観察するという方法もあります。沢山集めてみるという方法もあります。時間を調べる、色を調べる、速さや長さや重さやそういった物の変化をきちんと記録しておくと、それが良い資料になります。
植物の生長もただ観察するだけでなくて、葉っぱの数とか、大きさとか調べて書いておけばそのほうが良い研究になります。そういった材料が、まとめには絶対に必要になります。
さから、最初からまとめ方を考えていないと、記録が上手にできません。あ、あのときの写真を撮っておけば良かった、スケッチを描いておけば良かったとおもっても後の祭りです。
最初から、またはできたところからすぐにまとめの文章を書き始めると、どんな記録が必要かが分かってきます。観察のやり直しもできます。
まとめ方を考えて、道具を用意して、記録を取りましょう。
スケッチもまとめにはとても役に立ちます。スケッチは写真より様子が良く分かることがあるのです。それに写真はぼけていたり必要なところが写っていないことがあります、スケッチは絶対ぼけませんし必要なことをのがしません。
写真でまとめるなら、カメラを用意しましょう。写真をとった日や時間や天気はノートへ記録しましょう。
温度や時間など必要なことはきちんと記録を取れるよう、ノートや色鉛筆を用意しましょう。
記録は詳しくそのときに書いておきます。不必要かなぁと思うことでも書いておきましょう。
まとめ方はいろいろありますが、参考例をかいてみます。
まとめ方は次の形でなくても良いのです。

1, 研究のテーマ(おもしろいもの、目立つもの、目につくものにしましょう)
学年・組・氏名
2, 動機(研究を始めたわけを書きます)
3, 研究の方法
(これはやっていくうちに新しい方法を思いつくかも知れません
そうしたら、研究の方法は、いくつか書くことになります)
4, まとめ、気がついたこと、
 結果は最後でなくて、最初の方に書きます。こうして見る人に結果が最初に分かるようにするのです。
5, 実験の説明や経過
 ここからの書き方は自由です。
 グラフやスケッチや写真を利用して、分かりやすくまとめてください。

3,研究を始めよう

ここまで準備ができたら、さあ研究を始めましょう。
前にも書きましたが、記録はなるべく詳しく書いておきましょう。後で書こうと思ってはダメ、記憶は絶対にだんだんうすれていきます。そのときに、なるべく早くきちんと文章も書いておきましょう。
そのときそのときのことを、忘れないうちに記録しておくノートを用意しておくのも大切です。