イカの解剖 解剖の仕方
斗(ろうと)のある方から、はさみを入れます。
漏斗のない側は、軟骨とくっついていますので切れません。
ロートは切っちゃだめです。ロートの上の肉の部分をそっと持ち上げて切ります。
はさみは、先の丸い方を中に入れます。中を傷つけないためです
そこから、ずっとひれの一番先まで切り込みを入れます。そしてゆっくり開く。
ボタン
ちょっと開くと、皮の部分と、たいてい内蔵の部分とがくっついています。
ボタン
ここがボタンになっているので、はずしてみよう。またはめることもできます。
はめたりはずしたりしてみよう。ボタンの開け閉めに飽きたら、ゆっくり、開いてみよう。
血管
切り開いていくと、白い筋のついた膜が見えるはずです。
ゆっくり開いて、筋が観察できたら、つぎに進みます。
この筋は血管です。筋をたどって元のところが心臓です。
えら心臓といいます。左右に一つずつあります。
もう一つ、血管をたどると中心に心臓がありますが、これは見つけにくいです。
イカが新鮮なら薄い過酸化水素水の中へ入れると、血が青くなります。
たぶん、刺身になるイカなら大丈夫。
もっとずっと新鮮なイカは、目が青いようです。