凍結防止剤の科学
こおるときの温度の変化
★★★実験結果★★★ |
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1,水の温度は、0度になるまで、どんどん下がっていきます。
2,水の温度が0度になると、水はこおりはじめます。 3,水がこおってしまうまで、温度は0度から下がりません。 4,水がこおってしまうと、また温度は下がりはじめます。 5,凍結防止剤を入れた水は0度ではこおらず、もう少し下まで下がりこおりはじめます。 |
水は冷やすとどんどんエネルギーを失って、
温度が下がっていきます。
そして、0度になるともうバラバラに動き回る力を失って、こおりはじめます。
水の細かい粒(分子)が互いにくっつき始めるのです。
分子がくっつくと、バラバラでいるときほどエネルギー(熱)がいりません。
そこで、水の分子がくっつくとき余ったエネルギー(熱)を出します。
そこで、このエネルギー(熱)のためになかなか温度が下がりません。
水は全部こおってしまうまで、このエネルギー(熱)を出し続けるので、
全部こおってしまうまで温度が下がらないのです。
さらに、凍結防止剤は水のくっつく(こおる)のをじゃまするのです。
そこで、凍結防止剤を混ぜた水は0度でこおらずに、
もう少し低い温度まで液体のままでいるのです。
これが、凍結防止剤をまくと、雪の温度が下がりながらとけていく理由です。 ■最初へ■凍結防止剤はどこで作られるかへ