2周目の80枚を使ってみて
丸付けの大変さに見かねたのか、丸付けのおもしろさに惹かれたのか分からないけれど、何人かの子供が丸付けの手伝いをしてくれるようになった。
ちょっと、それるけれど、丸付けはボールペンはだめ、必ず腱鞘炎になります。
またボールペンは、じきに使えなくなる。ボールペンで丸つけていたときは、約一週間で1本のペースで無くなりました。
そのとき、腱鞘炎になりかけた。今は、先の柔らかいフェルトペンを使っています。この方が長持ちもするようだし、手にも良いです。
話は戻って。
その、丸付け仲間が、「あれ、冷たいって【にすいなの】。」
ボク「そうだよ。」
丸付け仲間「わたし、ずっと、さんずいで丸もらってた。」
うーん、一日数百枚も丸をつけるとそういうこともあります。で、手伝ってもらうと、一石二鳥です。
間違いはずっと減るし、丸をつける子は、自分の漢字を見返すんで漢字を正確に覚えます。
でも、今回話したいのはそのことではない。
丸をつけるのが楽しいという話です。
丸付け仲間「この字違ってるよね。」
ボク「うん、ちがう。才しょっから違うの?」
丸付け仲間「最初はあってる。」
ボク「他の字は覚えたけれど、この字を間違えて覚えたんだね。」
ボク「後の方はどうなってる。」
丸付け仲間「後の方で、正しく書けて、又間違えて、又正しく書けている。」
ボク「ほら、プリントをやると、だんだん、頭に入っているんだよ。」
こういうのが、楽しい。 ここまでの、間違えやすい漢字をあげてみる。
○自動修正(ドリルを進めると自然になおること)しにくい間違い
械:中が開くの中のようになってしまう。
刊:左が千になってしまう。
夢:上が西になってしまう。
○自動修正した間違い
標:右が要になった。
易:陽の右のようになった。
児:日が目になった。
この、児童の間違えを見るのが、実に楽しいことなのだ。
(1998年頃)