浄水場

水道からカエルが出た話

今年の遠足は大井をたどって、浄水場を訪ねた。
自分たちの飲んでいる水がどこから来て、どうやって作られているのかの調査だ。
その遠足の後の、学年会での話。
「水道といえば、6年ほど前になるが、ある山の学校の教員住宅で先生が怒っていた、
『顔を洗おうと水道をひねったら、蛇口から、カエルが出てきた。』んだって。」
「『そりゃひどい、村へ言ってなおしてもらわなきゃ。』って話になった。」
「大雨か何かで水が多く出たんだろう。水源でカエルが飛び込んでしまったんじゃない。」
「そんなかえるのションベンの入った水なんて、飲めやしない。」
「で、そういう水と、飯田市の(竜丘の)水道水とどっちが良い?」
「・・・・・・・」
「ここ飯田市竜丘のように高速濾過の浄水場で水を作っている水の方がいいのか、 簡易浄水場の水がいいのかって言われたらどっちを選ぶ?」
比較してみると 
・・・・・簡易水道・・・・高速濾過浄水場
カエル・・出た・・・・・・出ない
薬品・・・塩素少量・・・・塩素、その他いろいろ
水源・・・わき水・・・・・ダム下の河川水
「水質は、簡易水道の管理者によっては管理がわるくて、大雨のときは濁るってことはあるだろう、 飯田の高速濾過はしっかりコンピューター制御されていて濁ることはないという。」
「けれど、ダム下の河川水より、わき水の方が水質は上等。ダムのようなたまり水は悪くなるったいうからね。」
「味はどうだろうか、比較してみないと分からないだろうけれど、当然簡易水道の方がいいでしょう。」
「山の学校の簡易水道は、毎日ミネラルウオーターを飲んでるようなものだよね。」
簡易水道って名前は、低級な感じがするけれど、そっちのほうが手が加わらない良い水が飲めているんだろう。

飯田市の旧市内や上郷の水道は、緩速濾過浄水場、竜丘は高速濾過の浄水場、竜丘の方が大がかりな浄水場だ。
それに簡易浄水場もあるようだ。
で、味はどうだろうか。
こんど、ちょっと、飲み比べてみようかな。