FmFによるアメリカとの交流(2008)スタッフとして


電車の乗り方 日米比較

シカゴのホテルから、電車でシカゴの中心へ25分。
送ってくれたホテルの送迎車の運転手に、「どこでお金(を)払うの」と聞く。(英語になれる、とてにをはが抜ける)「8時前でまだ駅は開いていないから、電車の中で払え。」「迎えはこっちの道路だ、ついたらホテルへ電話しろ。」とのこと。
こっちはどうにかなったけれど・・・
次は、市内を縦横に走っている、メトラという高架電車にのる。
電車に乗ったときの苦労話。何回か乗ったときの話を全部まとめて書くと・・・

1.カードを買って日米比較

切符は「目的地を探して、料金を探して、切符を買う」という日本式と違う。
トランシットカードは、プリペードカードみたいに、何円入れても良いので、とりあえず買う。それを差し込むと残金があるだけ使えて、不足するとカードにお金を足して使う。進んでると思いません?日本の電車のことは知らないのだけれど、この切符しか売ってないんです料金は同じ線にどれだけ乗っても2ドルだった。だから、目的地までの値段を考えなくても良いし楽です。
そして、自動改札口に入れる。入れても、中まで入らずに上がってくる。日本のようにすっと入って、先のほうに出ないんですね。そこで上がってくるのを取る。
1回はうまく乗れたんだけど、2回目はカードが使えなくて悩む。入れ方が裏表逆だったんですね。ギギギギギと音がして、入っていかないんです。(裏表逆に入れたって、通れればいいのに)
でも入り口のバーは開きません。押して開けて入るのです。(バーが開けばいいのに、なんだか、不親切だと思いません)
2ドルだからどこも同じで、入ってしまえば出口にはカード入れはありません。出るのは楽です。

裏表逆に入れても大丈夫、とか、入れたら入り口バーが開くとかいうのが日本式です。そして出口でも料金精算して、乗った距離だけ払う。

料金を距離によって替えて、カードに記録して、良かったら入り口が開くという日本式は作るのが大変だけれど、料金はどこまでも同じというアメリカ式だったら、システムを作るのは楽です。入り口の料金表も不必要です。
一つのことで文化比較しちゃいけないけれど、丁寧に完璧に作るのが日本式。まあ出来ればいいというのがアメリカ式。日本式は丁寧できちんと出来ているけれど、アメリカ式は簡単で不親切。
これって日本人気質かも知れません。きちんと出来ていないとお客様が文句を言う・・・・
同じ物を売るのだったら、日本製が売れる。丁寧にわかりやすくできているもの。
でも、早く作って利用しようとしたらアメリカ式。使えればいいや〜〜〜〜作っちゃえ〜〜〜。

日本はまねして育ってきたというけれど、まねしてあちらより良いものを作ってきたんですね。
これからは、まねしちゃダメ・・・ということは、多少丁寧ではない部分はあっても良いから早く面白い物作っちゃえという勝負になります。丁寧に早く面白い物つくる、っていうのは大変だもの。
ICタグの戦争はどうなるんだろう。日本は完成度の高い製品を作ろうとしているけど、速さで負けないようにしてほしいな。

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