FmFによるアメリカとの交流(2008)スタッフとして


きれいな湖とコイの害

空からウイスコンシンが見える。
なんだか魔女の宅急便に出てくるような、陸からつながった細い陸が見える。(写真がいるなぁ)きれいだ。
地上へ降りて、翌日バスの中にある地図をもらって見る。すると、2つの湖にはさまれた地形だった。
湖の近くへ行ってみる。
岸に水が打ち寄せてきれいだ。
すると「この池には大きなコイが住んでいる。」「コイが生態系に害を及ぼしている」というのだ。
「あれ、コイは生き物を食べないはずだよ。日本ではブラックバスが小動物を食べて生態系を崩して困っているけど。」と答えると「コイが植物を食べてしまって、他の生物の食物が無くなる。」のだそうで、「夏になると、魚釣りがコイを釣り上げて、殺して捨てていく。池の周りは死骸が打ちあがってくさい。」という。
そうか、コイは無害な動物だと思っていたけれど、外国へ行くと有害なんだ。きっと、とても大きく育っているのだろう。

小さな植物園に集まる人たち

ミニ市内散策で熱帯植物園へ行く。(1日目)
入場料100円、安い。中へはいると6角形(8かもしれない)の鉛筆状のガラスハウスが1つ。ぐるっと一回りして、それから、中段をぐるっと半周して終わり。小さい。そこで2回、回ってみる。
小さいけれど人がいっぱいいる。「冬だから他に緑がないから、みんな来る。」のだという。駐車場には何十台の車が止まっていたし、ハウスの中には10人以上のひとが歩いていただろう。
真ん中に大きな木が1本。バナナの木は2mほどしか伸びられないところに植えてあったけれど、広くないから仕方ないのだろう。竹もあった。(日本の物ではなさそうだ)というふうに回りをいろいろな植物が囲んで、所々にベンチがある。
驚いたのは中で鳥を飼っていること。えさ台があって何種類かの鳥がエサを食べ、目の前にベンチがあってしっかり観察できた。
植物も高価で珍しいものが置いては無いのだろう。花が少ないからあまり交代したりしないのだろうと思った。
そして見学者が多いし建物が小さい。だから入場料1ドルで十ぶんなのかも知れない。
運営がうまくいっているのだろうと思った。
アメリカは植物園の見学者が多いのだろうか、一般の人の植物に対する興味が大きいのだろうかとも思う。
我がふるさとの長野県下伊那郡高森町には、欄植物園がある。冬に行ったのだけれど、多種多様な蘭の花が咲いていて、素晴らしい蘭植物園である。バナナなどの実も沢山なっていた。
でも・・・入園料は500円、素敵なんだけれど入場者が案外少ないんですね。地元の人は500円も払って一回行けばいいじゃないといったところ。

雪が回りに少し残った路を1時間半ほど歩く(大学から2日目)
街路樹が大きい、というか日本のように上を切ってない。切らないのではなく、横枝の大きいのは切っているあとがあった。家に掛かるのか枯れたのか・道路側の枝を切って無くて道路中央までせり出しているところもある。自然が豊かだなぁと感じる。
で、落ち葉はどうするのだろうかと聞いてみると、「市の清掃車がかたずける。」との答えあり。春と秋、家の前に落ち葉を山にしておくと方つけてくれるんだそうだ。
でも、各家庭の庭先を見ると、枯れた草花は枯れたままだし、そこに落ち葉がいっぱい積もっているし。落ち葉も自然のうちとして、日本人のようには落ち葉が落ちているのを気にしないのかも知れない。
町の中には大きな木がたくさんある。国の違い、考え方の違い・・・でもないか(東京もそうかなぁ、ケヤキの大きいのが、多摩川揚水沿いにたくさんあったような。)
日本のように草花を育てる習慣があまりなくて、植物園に緑を求めるのかも知れない。夏は植物園は暑くて人が来ないとか。

3日目、出発の朝は雪少々。

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