FmFによるアメリカとの交流(2006)スタッフとして


高校と軍隊と

高校の授業訪問をする。
その後で、高校の先生と会談・質問会がありました。
会談した先生は2人、1人は総合美容の先生でもう一人は現役(?)海軍の先生です。軍隊が学校で教えるのって多いんだって。
「日本には無いシステムだと思います。具体的にどういう事を教えているのですか。」と聞いてみました。
すると、美容の先生は髪の毛や手の爪足の爪の美容(ネールアートって言うのかな)をしています。習うと資格が取れるのだとか言ってました。具体的に何を教えているか聞くと「長さを測ったり(数学)薬品のことを教えたり(科学)するそうです。
海軍の先生は、海軍の先生で「気候のこと(気象学)、海流のこと(海洋学)等を教えている」とのことでした。
「日本の科学教育はあまり社会と結びついていないけれど、アメリカは直接結びつけて教えていて面白い」と感じました・(「日本でも色々やっている」との話も日本の先生からありました。)またアメリカのお2人の先生からは「科学や数学を教えているわけではない。」との答えでした。でも最初は「数学、科学を教えている」とも言ったじゃない。それだけを教えているんじゃないことは分かっています。でも数学科学とのつながりを重視している姿が見て取れました。会社の人が先生としての学校への参加することも進められているそうです。
アメリカでは、新法で「5カ年計画で科学教育費を倍増する」そうです。最新の科学が国家を支えているという考えがはっきりりと国の政策に出ているのを感じます。

「最大何人教えていますか。」と聞くと「16〜26人です。15人以下を望んでます。」と何を聞いてるんだろうという顔をして答えました。そこで「日本では40人です、どう思いますか」と聞くと、他のアメリカからのMTP参加者の先生が「40人?」「あなたも40人」と高校の先生に確かめて(ボクはウソ言ってないよ)驚いていました。日本の先生も「15人が理想」という言葉に驚きの声。

もう一つ、高校生はほとんどが放課後は働いて稼いでいるとのこと。ここも日本との違いがクッキリします。どなたか日本との違いをどう考えるか聞いてみてくれませんか。
どっちが良いかとは一概には言えませんが、色々システムが違った学校がここにあるし、日本の教育の参考になると感じました。(英語は語彙力がありません、日本語も同様、聞き間違いがあるかも知れません。誤訳など指摘してください。)

追記 この高校はアメリカ一般として良いか

昨日訪問した高校は、学校の目標として「職業に関係した教育」というのに力を入れているとのこと。
最初に校長先生から、学校の目標の話があった。
日本の抽象的な目標に比べて、ずいぶん分かりやすい目標だなと思ったけれど、内容については記録してない。
でも、軍隊関係者が学校へ来て教えることは、広い範囲で行われているとのことだった。そういう、職業と結びつけた教育をするという風土はあるのだろう。

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